論理的思考力が求められる大学入試
*GDMで文法・語法・構文を学ぶと、英語の文法規則を自然に習得し、文の構造をロジカルに理解する力が身につきます。
文脈を通じた文法と語彙の習得
GDMのレッスンでは、学習者は文脈の中で文法や語法を理解していきます。単に文法ルールを暗記するのではなく、実際に使用される言語の中でそれを学ぶため、学習者は英文を文の構造として把握するだけでなく、それがどのように使われるのかを実際に体感します。このプロセスを通じて、学習者は基本的かつ重要な語彙や文法知識を「能動語彙」として習得し、自分自身で英語を使って表現する能力が高まります。能動語彙とは、単に意味を知っているだけでなく、実際に使える語彙のことです。British National Corpusの研究によると、英語は頻出語彙2,000語で一般的な会話の約90%がカバーされるとされています。英語専門塾 MAGIのレッスンでは、GDMのアプローチにより反復的な練習や実際のコミュニケーションを通じて1000語程度を能動語彙として習得した後、多読と精読の両方を行う読解指導によって年間10万語以上の英語を読むこと、それらの読書教材を用いて4技能を使った活動を行うことで、自然に能動語彙を増やしていくことができます。
英語を直接理解する力の養成
さらに、GDMは英語を直接理解する力を養うため、英文読解が日本語に訳すプロセスを経るよりも素早く、かつ正確に行えるようになります。日本では今もなお「まず英文を日本語に訳してから意味を理解するという方法」という伝統的な英語教育が主流ですが、GDMでは英語のまま意味を把握する力を鍛えることを重視します。これにより、学習者は文を訳す手間を省き、英語の論理に基づいて直接理解できるようになるため、読解速度と正確性が向上します。特に、英語の語順や構文がそのまま頭に入り、逐一日本語に置き換える必要がなくなるため、読みながら同時に内容を理解できる力が育まれます。また、一般的な英会話と異なり、語彙や文法の習得が段階づけられているので、とても効率よく英語の知識を増やしていくことができます。
論理的思考力の向上
そして、GDMの学習過程では、論理的思考力が強化されます。英語の文法や構文は論理的なルールに基づいていますが、GDMではその論理を直接学ぶため、学習者は英文を単なる記号の集まりとしてではなく、一つの論理的な構造として捉えることができるようになります。これにより、文中の各要素がどのように機能しているのか、またそれが全体の意味にどのように寄与しているのかを理解する力が身につきます。学習者は英語を日本語に翻訳するのではなく、英語を論理的に分析することで、直接的な理解を得ることができます。
このように、GDMで文法や語法、構文を学ぶことにより、基礎的な語彙や文法を能動的に使える力と英文を論理的に理解できる力が身につき、英文読解が素早く正確にできるようになり、さらに論理的思考力をもって物事を把握できるようになります。このアプローチで4技能を総合的に伸ばす学習法は、大学入試においても大きな利点があります。
大学入試で求められる長文読解力
現在の入試では長文読解が主軸となっており、短い時間で大量の英文を処理する能力が問われます。例えば、2020年実施の最後のセンター試験では4,500語を80分で読んで解答していたのに対し、2021年施行の共通テストでは約5,600語を同じ時間で処理することが求められました。さらに、共通テストの語数は年々増え続け、2024年には約6,300語に達しています。それにもかかわらず、多くの生徒は単語暗記に偏った学習をしているため、時間内に効率的に英文を読み、論理的に理解する力が不足しがちです。
GDMのアプローチでは、英語を直接使って文法や語彙を学ぶため、英文をそのままの形で素早く理解する力が身につきます。これにより、入試で知らない単語や複雑な構文に直面した際も、文脈や論理構造から推測する力が養われるため、訳に頼ることなく正確に読解が進められます。
さらに、大学入試では英文の論理的な流れを把握し、問いに対して的確に答える能力が重視されます。加えて、共通テストをはじめとする多くの大学入試問題において、グラフや図表を含む問題が増え、複数の情報源を処理する力が必要となっています。GDMを通じて論理的思考力を鍛えた生徒は、文中の因果関係や対比構造を自然に理解できるため、複雑な設問にも冷静に対応することができます。
結果として、GDMで培った総合的な英語力は、単語暗記に依存する生徒に比べて、大学入試本番で大きなアドバンテージとなります。時間内に効率よく英文を処理し、論理的に解答する力を養いたいなら、GDMのアプローチを取り入れた学習法が最適です。
*GDMは、1940年代から60年代にかけてハーバード大学で開発された教授法で、母語を介さず段階的に文法や語彙を使い、実際の文脈で英語を習得することに重点を置いています。英語を『知る』だけでなく『使う』ことを重視し、理論と実践を通して自然に英語力を高めます。



